WordPressのパーマリンクの設定はお早めに★
WordPress(ワードプレス)の設定で一番最初にやっておいたほうがいいのはパーマリンクの設定です。
WordPressはデフォルトの状態では、投稿した記事のURLは「http://mimimin.net/?p=298」というような感じで、末尾に「/?p=数字」という文字が自動的につきます。
このURLの末尾の数字は、サーバを移転すると変わってしまいます。お家をお引っ越しをしたら住所が変わっちゃうのと同じです。
URLが変わってしまうと、その記事へのリンクはリンク切れになってしまいます。
パーマリンクを設定すると、投稿した記事のURLをサーバのお引っ越しをしても変わらないURLにすることができます。
ただし、パーマリンクを設定すると、現在公開中の記事のURLもすべて変わってしまいます。
なので、WordPressをインストールしたら、なるべく記事を公開する前の時点でパーマリンクを設定をしておいたほうがよさそうです。
パーマリンクの設定方法
パーマリンクの設定はWordPressの設定画面の左のバーの設定パネルの「パーマリンクの設定」のページで簡単にできちゃいます。
選べるのは、「日付と投稿名」と「月と投稿名 」と「数字ベース 」と「投稿名」と「カスタム構造」です。
カスタム構造では、下記のタグを使って自由度のある設定ができます。
%year% 投稿年
%monthnum% 投稿月
%day% 投稿日
%hour% 投稿時刻「時」
%minute% 投稿時刻「分」
%second% 投稿時刻「秒」
%postname% 投稿名 (投稿スラッグ)
%post_id% 数字ベース(投稿固有のID番号)
%category% カテゴリー名 (カテゴリースラッグ)
%tag% タグ名 (タグスラッグ)
%author% 著者名
上記のタグをスラッシュを入れて組み合わせる事もできます。
たとえば、URLの末尾を「カテゴリーと投稿名」にしたい場合は「%category%/%postname%」と書きます。
パーマリンクで除外したもの
WordPressのパーマリンクの設定はかなり多くの選択肢があるので、どれにしようか迷ってしまいました。
パーマリンクの設定においては「URLがずっと変わらない」というのが一番大事だと思うので、私の環境ではURLが変わってしまいやすいと思われる下記のものは避けることにしました。
数字ベース(投稿固有のID番号)のパーマリンク
デフォルトの設定と同じく、サーバーを移転すると番号が変わる場合があります。(デフォルトとの違いは、数字の前の「/?p=」の文字が消えるだけのようです)
カテゴリー名のパーマリンク
カテゴリーをあとで変えると変わってしまいます。(記事を書いていくうちにカテゴリーを増えていって、以前に出した記事のカテゴリーも変えたくなるときがよくあるので…)
タグ名(検索用に設定するタグ名)のパーマリンク
タグをあとで変えると変わってしまいます。(カテゴリーと同じく、記事を書いて行くうちにタグを増やしたり、タグを変えたりしたくなるかもしれないので…)
投稿の年や月や日や分や秒などのパーマリンク
更新する際に、新たな投稿年月日に変更して投稿すると変わってしまいます。(記事を書き直したら、そのときの日付で投稿し直す場合もあるかもしれないので…)
投稿名と著者名の比較
残る選択肢は「投稿名」と「著者名」ということになります。
この2つの利点と欠点を挙げてみます。
投稿名のパーマリンク
投稿名のパーマリンクの利点
URLにタイトルが入ると、URLを見ただけでその記事の内容を推測しやすくなる。
記事のタイトルが長い場合は「投稿スラッグ」を設定することで、短くてキャッチーなURLにすることも可。
投稿名のパーマリンクの利点
その記事タイトルに日本語が含まれている場合はURLも日本語になってしまうので、URLに日本語を入れたくない場合は、記事を投稿する毎に「投稿スラッグ」の設定で、半角英数字で代わりの文字を指定する必要がある。
また、「投稿スラッグ」の設定をしていない記事は、タイトルをあとで変更した際にURLも変わってしまうので、タイトルをあとで変更する可能性がある場合には必ず記事を投稿する時に「投稿スラッグ」を指定しておく必要がある。
著者名のパーマリンク
著者名のパーマリンク利点
記事を投稿する毎に「投稿スラッグ」の設定をいちいち気にしなくてもいい。
複数人で記事を投稿しているようなサイトの場合は、URLを見ただけで投稿者がわかるので便利。
著者名のパーマリンク欠点
その人の日常のことを綴ったブログや、芸能人や著名人のように自分の名前を売りたい場合を除いては、投稿したすべての記事のURLの末尾に自分の名前が入るのはなんだかちょっとくどいような気がしないでもないかも…。
また、著者名を変えると全部の記事のURLが変わってしまうので、ハンドルネームをころころ変える人には不向き。
私が選んだパーマリンク
で、
結論です。
私はこのサイトのパーマリンクの設定は「投稿名」を選択しました。
記事を投稿する毎に半角英数字で投稿スラッグを指定しなければならない、というのは結構面倒ですが、記事のタイトルを書くときに投稿スラッグの設定もするというのが習慣化してしまえば、それほど苦にならないかもしれません。
ときどき投稿スラッグの設定をし忘れて、投稿した記事のURLにどーんと日本語の文字が入っているのを見て、ぎょっとなるときがあります。(投稿スラッグを設定して更新したら直ります。が、それ以前にもうすでに誰かがその記事のリンクを張っていたりブックマークをしていたら、リンク切れになってしまいます)
記事のタイトルや投稿スラッグの設定で指定する文字列が、以前に投稿した記事とかぶっちゃったような場合は、自動的に末尾にハイフンと数字がつきます。
たとえば、wordpressに関する記事をいくつか書いた場合、投稿スラッグの設定をどれもすべて「wordpress」にしておけば、wordpress-1、wordpress-2、wordpress-3というように、投稿した順に勝手に番号がついてくれます。
最適なパーマリンク
私はこのサイトのパーマリンクの設定は「投稿名」を選択しましたが、これはあくまでもこのサイトにとっての最適なパーマリンクであって、どのサイトでも「投稿名」がベストというわけではないと思います。
カテゴリーやタグをあとで変更する可能性がないサイト
あらかじめサイトのコンセプトがきちんと決まっていてカテゴリーやタグをあとで変更する可能性がないというような場合には、パーマリンクの設定は「カテゴリー名」や「タグ名」でもいいと思います。
「カテゴリー名」や「タグ名」の場合は、スラッグの設定は最初に1回しておけばいいだけなので、少ない手間で記事の内容が推測しやすいURLをつけることができます。
カテゴリーやタグをあとで変更する可能性がなく、手間も惜しまない場合
カテゴリーやタグをあとで変更する可能性がなく、手間も惜しまないという場合には、「カテゴリー名/投稿名」か「タグ名/投稿名」でもいいと思います。
私は本当はこれにしたかったのですが、カテゴリーやタグをあとで変更する可能性があったので断念しました。
日記帳のようなブログの場合
日記帳のようなブログの場合には、日付をあとで変えることは滅多にないし、日付の重要度も高いと思うので、「投稿年」や「投稿月」を単体で選択するか、「投稿年/投稿月」や「「投稿月/投稿日」や「投稿年/投稿月/投稿日」もわかりやすくていいと思います。
たとえば、あの日はどんな記事を書いたっけ? というようなときに、ブログのサイドバーのアーカイブやカレンダーのリンクをたどってその日の記事を探さなくても、URLの末尾もその日付を入れるだけその日の記事にアクセスできるので便利です。
スラッグ設定もまったくする必要がないのでお手軽です。
WordPressのパーマリンクの設定は慎重に
パーマリンク設定で何を選ぶかはそのサイトの性質によって変わってくるので、「WordPressのパーマリンク設定はこれがおすすめ」というような記事に載っているおすすめの設定がそのままご自身のサイトに当てはまるとは限りません。
パーマリンクの設定はあとでなるべく変えない方がいいので、充分に検討してから設定しましょう☆
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