Canonの一眼レフデジカメのEOS KissX5を4年以上使っていたのですが、EOS 80Dに買い替えました☆
EOS KissX5もまだまだ全然問題なく使えていてこれからも使っていく予定なので、買い替えたというより、EOS 80Dを買い足した、と言ったほうがいかもしれません。
EOS80Dを使った感想
さっそくEOS 80Dを使ってみたのですが、EOS KissX5に比べるとやはりかなり進化していて使い勝手はかなり良くなっています。
EOS80Dのライブビュー機能が優秀
Canon EOS 80D(Amazon)
EOS 80Dはライブビュー撮影がかなり優秀で、スマホのように液晶画面にタッチして好きな場所にピントを合わせてシャッターを切ることができます。
これはかなり便利だし、任意の場所に綺麗にピントが合った写真を誰でも簡単に撮ることができます。
EOS Kiss X5が発売された直後ぐらいからこの液晶タッチができるカメラが出始めたので、EOS KissX5以降に発売されたカメラを持っている人にとっては別に目新しい機能ではないと思うのですが、ずっとX5(またはそれ以前の機種)を使ってきた人にはかなり感動的な機能です。
たとえば、オートフォーカスで手前の物にピントをあわせるのは比較的簡単だけど、手前のほうをぼかして奥のほうにある物にピントをあわせるのって結構難しいのですが、この液晶タッチのピント合わせを使えば奥のほうにある物でも一瞬でピントを合わせることができます。
EOS KissX5も一応ライブビュー撮影の機能はあるのですが、液晶画面がタッチパネルになっていないので、ただ単に液晶画面でモニターしながら普通にシャッターを押して写真を撮るというだけのことしかできません。
しかも、X5の場合はこのライブビュー撮影でのオートフォーカスの速度がかなり遅くて、なかなかピントが合ってくれないのでほとんんど使い物になりません。
一方、今回購入したEOS 80Dのほうは、ライブビュー撮影のほうをメインにしてもいいかも、と思えるぐらいライブビュー撮影の機能が優秀で、ピント合わせが瞬速だし、一度ピントを合わせた対象物にずっとピントを合わせ続けてくれるので動いている物を連写するようなときでもすべての写真にピタッとピントが合ってます。
このライブビュー撮影の機能があるだけでも、EOS 80Dを買ってよかったなと思っちゃいます。
あと、EOS Kiss X5で一番不便だと思っていたのは動画撮影時のピント合わせで、X5はAF追従の機能がないので動画撮影のときに撮影したい対象物が前後に動いちゃうとピントがずれるのでその都度ピント合わせをしなければいけなくて、それがかなり面倒でした。
X5のあとに出た機種ぐらいからは動画撮影時のAF追従機能がつくようになったので、ちょっと悔しい思いをしていました。
EOS 80Dはもちろん動画撮影時のAF追従機能がついています。
しかもかなり優秀で、動く対象物をほとんど見失うことなくピタッとピントを合わせ続けてくれます。
とくにEOS 80Dと一緒にセットで売られているEF-S18-135 IS USMのレンズと合わせると、ピントが合うのも早くピント合わせのときのレンズから出る音も静かなので、かなり高いクオリティーの動画撮影ができます。
EOS 80Dは女性にとっては重さが難点
EOS 80Dはやや重いのが唯一の難点です。
重いといってもEOS KissX5と比べると200gちょっとぐらいの差なのですが、女性にとっては結構な差だったりします。
普通にファインダーを覗いて撮影する場合は両手でカメラを支えることができるのでまだそれほど苦はなりませんが、液晶タッチでピント合わせやシャッターを切るときは片手でカメラを持っていないといけないので、カメラが重いと女性にとってはちょっと辛い場合があります。
EOS Kiss X8iは軽い
Canon EOS Kiss 8i(Amazon)
キャノンの一眼レフデジカメの初心者用の機種であるEOS Kiss X8iはEOS 80Dよりかなり軽くなっています。
なので、重さのことを考えるとEOS 80DよりもEOS Kiss X8iのほうがよかったのですが、せっかく買い足すのならEOS KissX5と同じランクのものではなくてちょっとステップアップして上位機種にしたいな…と思ったのでEOS 80Dを選びました。
EOS Kiss X7は軽さの面では最強
Canon EOS Kiss 7(Amazon)
EOS Kiss X7という機種はEOS Kiss X8iよりも更に軽くてEOS 80Dの半分ぐらいなので、軽さの面では今のところEOS Kiss X7が最強です。
サイズも一眼レフデジカメにしてはコンパクトなので、バッグに入れてもあまりかさばりません。
ただ、EOS Kiss X7は発売されてからもう3年以上経つので、そろそろ新機種が出てもおかしくないお年ごろ…というわけで購入意欲がわきませんでした。
買ったとたんに新機種が発売されて、それがすごく進化していたりしたらちょっとショックなので…(・・;)
でも、古い分かなり値下がりしているので、お買い得価格で買えるという魅力はあります。
EOS 8000DはEOS Kiss X8iの別バージョン機種
Canon EOS 8000D(Amazon)
EOS 8000Dという機種はEOS Kiss X8iと同じくキャノンの一眼レフデジカメの初心者用の機種で、EOS Kiss X8iと値段も性能もほぼ同じです。
EOS 8000DはEOS Kiss X8iといったい何が違うのかというと、8000DはX8iより少し重い(といっても10gほど)ということと、動画の画質がちょっといいということと、ダイヤルなどの配置が上位機種の配置と同じ、というところが違うぐらいです。
わざわざ別の機種として売りたいがために無理やりちょこっと変えました、いうような感じです。
あと、EOS 8000Dのほうは名前に「Kiss」が付きません(じつはここが最も重要な違いなのかも…)。
これは多分、男性がカメラを買う際に、名前が「EOS Kiss」というのはちょっと可愛い感じがしたりいかにも初心者向けというようなイメージがあったりして抵抗がある人もいるかもしれない…というようなところを配慮して、EOS Kiss X8iの男性バージョンというような位置づけでEOS 8000Dが作られたんじゃないかな、と思います。
なので、EOS Kiss X8iとEOS 8000Dはまったく同じ機種のバージョン違い、というような感じだと思っておけばいいと思います。
初心者がCanonの一眼レフデジカメを買うなら…
今、古いEOS Kissシリーズのカメラを使っている人や、一眼レフカメラの初心者か2台目を買い替えというぐらいの人がCanonの一眼レフデジカメを買うとしたら、前述したEOS 80DかEOS Kiss X8i(またはEOS 8000D)かEOS Kiss X7の中から自分の用途や好みに一番合うものを選ぶのがいいと思います。
EOS 80Dのここが魅力
私が今回購入したEOS 80Dの魅力は、やはりその性能の高さです。
ライブビュー撮影のAF追従の機能が優秀
ライブビュー撮影機能は他の機種にもついていますが、EOS 80Dの場合は「デュアルピクセルCMOS AF」が採用されているため、一度ピントを合わせると、少々アングルを替えてもピントを合わせた対象物にずっとピントが合い続ける(AF追従)というとても便利な仕様になっています。
なので、たとえば子供の顔の写真を撮ろうと思って子供の顔にピントを合わせたら、その後子供が少々動きまわってもずっとその子供の顔にピントが合い続けているので、あとはシャッターを押し続けるだけでOKという感じになります。
別の例では、お料理の写真を撮ろうと思ってお料理にピントを合わせて撮ったあと、角度を変えたり距離を変えたりしてもずっとお料理にピントがあっているので色んな角度から写真を撮りたいときにもかなり便利です。
動画でのAF追従は滑らか
動画でのAF追従(動いている対象物にピントを合わせ続ける機能)もEOS Kiss X8iやEOS 8000Dに比べてかなりなめらかです。
ファインダーも視野率100%
ファインダーも視野率100%の光学ファインダーなのでファインダーで見たそのままの写真が撮れます。
ファインダーの視野率100%じゃないカメラだと、ファインダーを覗いて写真を撮るとき、実際に撮れる写真はもう少し余白ができるということを計算しながらアングルを決めないといけないのですが、視野率100%だとそういうことを考えずに済みます。
EOS 80Dは万能な機種
というわけで、EOS 80Dは、ライブビューで写真を撮りたい人でも、ファインダーを覗いて写真を撮りたい人でも、動画撮影をしたい人でも充分に満足できる、あらゆる用途に対応している万能な一眼レフカメラです。
女性は軽い単焦点レンズとの組み合わせがおすすめ
EOS 80Dの問題点は、やや重いことだけですね…。
730gなのでそれほど重いというわけではなく、男性にとってはまったく問題にならない重さだと思うのですが、女性にはちょっとずっしりきます。
女性がEOS 80Dを使う場合は、できるだけ軽いレンズを選んだほうがいいと思います。
EF-S18-135 IS USM レンズキット
私はEF-S18-135 IS USM レンズキットを買ったのですが、軽い単焦点レンズばかり使っている私にとってはこのレンズは結構重く感じます。
でも、ズームレンズとしてはそれほど重いレンズではないと思います。
私はズームレンズはまったく使ったことがないのですが、EF-S18-135 IS USMは「ナノUSM」が搭載されていてオートフォーカス処理が速くてすごく静かなので、動画を撮る際にはかなり使えそう、ということでEF-S18-135 IS USMの レンズキットにしました。
実際に使ってみると、本当にピント合わせが瞬速で、しかも静かです。
試しに別のレンズをつけてみたら、ピント合わせの度にギコギコ音がして、ピントが合う速度もちょっと遅かったので、EF-S18-135 IS USMのレンズは買って正解だったと思っています。
EF-S18-135 IS USMは動画撮影にも適しているけど、子どもやペットなどの動き回る被写体を撮るときにも素早くピント合わせができるのでいいと思います。
手ぶれ補正もついているので、手持ちでささっと撮ってもぶれぶれ写真になっちゃうというような心配はあまりありません。
子供の運動会やお遊戯会など、絶対にシャッターチャンスを逃したくないというようなッシーンのときに活躍するレンズだと思います。
EF-S18-135 IS USMのレンズは単体で買うとかなり高価なレンズなので、EOS 80Dで動画撮影をしたい方や、動く被写体の写真をよく撮る人はEF-S18-135 IS USMのレンズキットがお勧めです。
EOS 80Dはやや高価だけどお買い得
EOS 80Dはお値段が少々高めなのも難点といえば難点です。
ただ、発売当初よりかなり値段が下がってきていて、下位機種のEOS Kiss X8iとEOS 8000Dとの価格差が縮まってきているので、性能の差を考えるとEOS 80Dはかなりお買い得だと思います。
重ささえ気にならなければ、まったくの初心者でも、一眼レフの入門機といわれている下位機種のEOS Kiss X8iやEOS 8000Dを選ぶより、このEOS 80Dを選んだほうがいいんじゃないかな、と私は思います。
カメラの価格は変動するので、EOS80Dの現在の価格はこちらを参照してください。
↓
Canon EOS 80D レンズキット EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM 付属(Amazon)
楽天の最安値はこちらで確認できます。
EOS 80D以外なら…
EOS 80Dは初心者にも中級者にもおすすめのカメラですが、どうしても重いのは苦手という方や、もう少しお手頃価格のほうがいいという方は、EOS Kiss X8iやEOS 8000DやEOS Kiss X7でもいいと思います。
重いカメラが苦手な人は…
重いカメラが苦手なので性能が若干落ちてもいいから軽いほうがいいという人は、EOS Kiss X8iがおすすめ。
楽天の最安値はこちらで確認できます。
EOS Kissという名称に抵抗があるけどお手頃価格のほうがいい人は…
EOS Kissという名称が初心者用っぽくて抵抗があるけど、お手頃価格のほうがいいという人はEOS 8000Dがおすすめ。
楽天の最安値はこちらで確認できます。
古い型でもいいからとにかくコンパクトで軽くて安いほうがいい人は…
型が古くて性能がかなり落ちてもいいから、とにかく軽くてコンパクトで安い一眼レフがほしいという人はEOS Kiss X7がおすすめ。
楽天の最安値はこちらで確認できます。
一眼レフカメラを買ったら必要になるもの
一眼レフカメラを買ったら、一緒に買っておいたほうがいいものもいくつかあるので、それらの費用も予算に入れて考えたほうがいいと思います。
メモリーカード
Transcend SDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 (最大転送速度90MB/s) 無期限保証
Transcendのメモリーカードは4年前にEOS KissX5を使い始めたときからずっと毎日のように使っていますが、何の問題なく使えています。
予備のバッテリー
ロワジャパン 残量表示&純正充電器対応 CANON キャノン 互換 バッテリー
純正のバッテリーは高価なので予備のバッテリーは純正以外の安いものをいつも買っているのですが、純正との違いを感じたことはありません。
価格は純正の5分の1以下です。
バッテリーは機種によって規格が違う場合があるので、買うときには対応機種をよく確認してください。
上で紹介しているバッテリーはEOS 80D用のバッテリーです。(私も買って使っています)
液晶保護シール
液晶画面を保護するためのシールです。
液晶保護シールは機種によって規格が違う場合があるので、購入する際には対応機種をよく確認してください。
上の商品はEOS 80D用です。
すごく貼りやすかったです。
レンズフード
レンズもセットになったレンズキットを買った際にレンズフードが付属していない場合は、レンズフードを買う必要があります。
レンズフードはレンズによって規格が違う場合があるので、購入する際には対応機種をよく確認してください。
上のレンズフードは、EOS 80DのEF-S18-135 IS USM レンズキットのレンズ用のレンズフードです。
レンズフードはやっぱり純正がぴったりとしていて安心です。
レンズ保護フィルター
Kenko レンズフィルター MC プロテクター NEO 67mm
レンズもセットになったレンズキットを買った場合は、レンズ保護フィルターも必要になります。
レンズ保護フィルターはレンズの口径サイズに合ったものを買う必要があるので、購入する際にはレンズの口径サイズをよく確認してください。
上のレンズ保護フィルターはEOS 80DのEF-S18-135 IS USM レンズキットレンズ用の67cmの保護フィルターです。
カメラバッグ
標準レンズをつけたままの状態のカメラ本体と、もう1本レンズが入ります。
コンパクトサイズなので自宅の保管用としても場所を取らないし、持ち出す時はこのままバッグに入れて持ち運べるのですごく便利です。
私はEOS KissX5とEOS80Dと持っているいくつかのレンズを保管するためにLサイズを2つ買いました。
三脚
コンパクトで軽いので気軽に持ち運べます。
軽量な分、安定感には欠けますが、私は軽さ重視でこの三脚を選びました。