「図解 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」を読んだ感想です。
図解 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方★教育や子育てにも役立つ本
「図解 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」は、スタッフの質が高いディズニーのスタッフ育成のノウハウがびっしりと詰まっているビジネス書の名著です。
「自分が扱われたように、後輩は人を扱う」の章に書かれている事は、どのようなシーンにも当てはまる大切な事だと思います。
先輩のスタッフが新人スタッフをお客様のように大切に扱えば、新人スタッフもお客様を大切にするようになる、というようなことなのですが、これって、子供は親の背中を見て育つ、というのと同じですよね。
お母さんが子供に「人に優しくしない」とガミガミ怒りながら言っても子供は優しくならないけど、お母さんがいつも子供に優しく接していたら自ずと子供は優しい子になる、というのと同じで、お客を大切にするようなスタッフを育成するためには、スタッフを大切にするということが大事というわけです。
また、何か指示を出す際には必ずその理由も説明したほうがいい、という項目もとても納得できます。
人間はロボットではないので、ああしてこうしなさい、と言われただけではあまりやる気が出ませんが、理由が分かると、それをすることの意義を見いだせて使命感も生まれて俄然やる気がでちゃうものです。
そんな感じで、この「図解 9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」には、ほうほうなるほどと思えるような事がいっぱい書いてあります。
同名のタイトルで同じ内容の本が何冊か出ていますが、この本は図解なのでとても見やすくていいと思います。
経営者や、部下を持つ人や、人を動かす立場にある人がもちろんのことですが、教育関係者や子育て中の方にもとても参考になる本だと思います。
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