舌の痛みで歯医者掛け持ち

歯の治療で舌痛症が復活

歯の表面のレジンが研磨不足で舌にあたって痛い…

歯の治療が長引いていて、歯の表面についているレジン(セメントのようなもの)がずっとデコボコのザラザラのままで、その歯に舌があたるので、またまた舌の痛みがぶり返しちゃいました。
もうヒリヒリ痛くて何も手に付かない状態…。

舌が痛い(画像)


【スポンサーリンク】

でも、いつもの歯医者さんは混んでいて1回の診察時間が5分ぐらいなので、舌の痛みのことを言っても、たいしたことないと言われてなかなか取り合ってもらえません。

先月はかなり痛みがひどくなったのでしつこく言ってようやくちょこっと歯の研磨をしてもらったのですが、研磨が不十分だったようでまだ舌が引っかかります。
だけどもう一度研磨してくださいというと嫌な顔をされそうなので、別の歯医者に相談してみることにしました。

ネットであれこれ検索して、1人の患者さんの治療時間を長く取りたいので30分に1人しか予約を取らないと書いている歯医者を見つけました。

早速予約を取って、ちょっと遠方だったけど行ってみました。

儲け主義のダメダメ歯医者さん

行った歯医者さんはとっても綺麗で、受付は一流ホテルのロビーみたい。
受付には綺麗なお姉さんがいっぱい。

歯医者さんは1人だけなのに、どうしてこんなに大勢受付のお姉さんがいるんだろう、とちょっと疑問を感じつつ、受付で初診の申込書を書いていると、私の少しあとに来た人が、受付の人に「●時から予約している●●です」と告げました。
その時間は、どういうわけか私の予約時間と一緒。

あれれ、ネットで見た限りでは歯医者さんは1人だけだったはずなのに、おかしいな〜、とちょっと悪い予感。( ̄_ ̄ i)

申込書を書き終えると、問診を行います、と言って別の個室に案内されました。
でも向かいに座ったのは、お医者さんではなく、受付にいたお姉さんです。

あれれ、お姉さんが問診するの??

またまたちょっと悪い予感。

とりあえず、10分以上かけてこれまでの治療の状況や症状などを詳しく説明して、治療中の歯に舌が引っかかって痛いので段差ができてザラザラになっている歯を研磨してほしいという希望を伝えました。

そのあと、お姉さんが症状に関する細かい質問があれこれしてきてメモを取ったりして、問診だけで20分ぐらいかかりました。
そして最後に受付のお姉さんは、「状況はよくわかりました。では今日は患部とその周辺のレントゲンを取って痛みの原因を見つけて、痛みを取る治療をしていきましょう」と言いました。

ええええええ、お医者さんじゃなくて受付のお姉さんが治療方針を決めるの??? (@ ̄Д ̄@;)

もう決定的に悪い予感。

ただ単に舌が歯にひっかかって痛いだけなんだからレントゲンなんて取らなくても歯の表面を見たらわかるはず。

まあでも、華美すぎるとも思えるこの病院を維持していくためには無駄なレントゲンをいっぱい撮らないとやっていけないんだろうなと思ったので、病院の維持費の寄付のつもりでレントゲンをいっぱい撮りました。

で、診察室に行ったら、診察室は個室で、やたらと大きくてファーストクラスの椅子のように立派な診察チェアーがどーんとありました。
そういえば、その医院のウェブサイトに、診察チェアーにもこだわっていて外国製の特別な診察チェアーを使用しているというような事が書かれていました。

どんな座り心地なんだろうとちょっとわくわくしながらその診察チェアーに座ると、ふかふかしてまあまあの座り心地です。

ところが、背もたれがフラットな状態になるまで倒されると、首がそりくり返ったような不自然な体勢になって、首も痛いし、肩も痛いし、もう拷問に近いような感じ。
この椅子は患者さんの体系に合わせてその都度調節するようにつくられているのだと思うのですが、ちゃんと調節しないまま使っているようです。

この椅子がこの歯医者のすべてを物語っているような気がしました。
高価なものを備えていてもうまく使いこなせず、患者さんの快適さより見た目重視、という感じです。

首も肩も痛い不自然な体勢で延々と待たされて、ようやく先生が登場。
そうしたら、さっき問診をしたお姉さんが先生にたった一言、こう告げました。

「舌が歯に当たって痛いそうです」

えええええええ、それだけ??
さっきの20分かけた問診はいったい何だったの〜??(  ゚ ▽ ゚ ;)

先生は私の口の中を見て、「ああ、歯の表面にやたらと段差があるなぁ」と面倒くさそうにぶつぶつ独り言。

で、いきなり何の説明もなくその歯にちょこちょこっと何かをして、5分ほどで終了。

「今日は歯の段差をなくすために処置をしました。これで様子を見てください」と言われました。

が、しかし、歯の下の方にさっきまではなかった鋭い突起物がいくつかできていて、ちょっと舌が当たっただけでも舌が切れちゃいそうなほど痛みます。

「歯に突起物があって余計に痛いです」と私が言うと、先生はむっとして「痛いのなら元に戻しますけど、今日は時間がないので元に戻すのは無理です」と言って逃げるように隣の診察室に行ってしまいました。

呆然…。(@Д@;

30分に1人しか診察しないと書いてあったのに、5分ほどの治療でもう時間がないなんて、看板に偽りあり過ぎじゃん。

いや、そんなことより、歯の突起物のせいで舌が余計に痛くなっちゃったのに、このまま放り出されちゃうなんて、どうしたらいいの??
おまけに首も傷めたようで首を動かすと痛いし…。

踏んだり蹴ったりとはまさしくこのことです。

もちろん、レントゲンを撮りまくったので治療費は高額。
そして、次の予約は1週間後。

そうじゃなくても舌が炎症しているのに、1週間もこの突起物をつけているなんて絶対無理。
今日1日だって無理。
絶対に無理無理無理。o(;△;)o

舌痛症が悪化の画像

かなりショックで、どうやってその病院を出たのかもほとんど覚えていません。

急いで次の歯医者探し

放心状態のまましばらくのあいだその辺りを歩き、ようやく我に返って、とりあえずこの突起物を取らなきゃと思って手で取ろうとしたけど、歯にぴったりくっついていてびくともしません。
泣きたいけど、泣いてる暇などありません。
なんとか今日中に診てもらえる歯医者さんを見つけてこの変な突起物を取ってもらわなければ…。

というわけで、すぐに電気屋さんに駆け込んで、パソコンコーナーへ直行。
展示してあったiPadで歯医者さんを検索しました。
途中で店員のお兄さんがやってきて、iPadの説明を横でずっとしてくれていましたが、私は適当に相づちを打ちながら、真剣にひたすら歯医者を検索(かなり変な人…)。

iPadを触ったのは初めてだったけど、それでもスイスイ使えちゃうんだからAppleの製品ってやっぱりスゴイ!! なんて、感心している余裕もありません。

5分ほどで、なんとかめぼしい歯医者を数件ピックアップしました。
でも、横に店員のお兄さんがいたのでメモするわけにもいかず、必死で数件分の電話番号を暗記して電気屋を出て、ピックアップした歯医者さんに片っ端から電話しました。
そうしたら、1件だけ、今日は予約はいっぱいで取れないけど急患はかなりお待ちいただくかもしれませんが受け付けています、というところがあったので、そこに駆け込みました。



【スポンサーリンク】

2件目の歯医者さんは大当たり

予約がいっぱいということだったので待合室はさぞかし混んでいるのだろうと思いきや、待合室に待っているのは1人だけ。

待合室は華美ではないけど広々とした余裕のある空間で、受付には女性が1人いらっしゃるだけ。
診察室の中からは、歯医者さんと患者さんが楽しそうに談笑している声が聞こえています。
なんだかこれまでのばたばたと忙しそうな歯医者さんとはかなり違う感じで、やたらとのどかなムード。

1人の診察時間はかなり長いようで、診察室からなかなか患者さんが出てきません。
なので流行っていないというわけではなく、ただ単に予約時間を入れる間隔が長いだけのようです。
でもこの医院のウェブサイトには、診察時間が長いというようなことは一言も書いていませんでした。
ウェブサイト自体、歯医者さんが自分で楽しみながら作ったんだろうな、というような手作り感いっぱいのほのぼのとしたホームページで、虫歯予防に関する記事がいっぱい書いてあっただけでした。
業者に頼んでかなりお金をかけてつくったと思われるさっきの歯医者の洗礼されたホームページとは大違いで、ホームページの制作にはまったくお金をかけていない感じです。

先に待っていた患者さんと、私のあとに来た予約の患者さんが先に診察をしたので1時間以上待って、名前が呼ばれて診察室に入りました。

診察チェアーが普通の大きさのもので、すごく座り心地がよくて、倒したら眠ってしまいそうなほど快適でした。

先生は口の中を見て、「うわ〜、こんなの貼ったらよけいに痛くなりますよ。取っちゃいますよ」と言って、わずか5秒ほどでぴっと問題の突起物を取ってくれました。(さっきの歯医者では時間がないと言って取ってくれなかったけど、5秒で取れちゃうんだ…)

どうやら、何か堅いものでできたカバーのようなものがシールみたいに歯に貼ってあっただけのようです。
「何のためにこんなもの貼ったんでしょうね。わけがわからないなあ。舌が引っかからないようにするには、ただ単に歯の表面についている接着剤や詰め物を研磨してツルツルしちゃえばいいんですよ」と先生は言って、歯の表面を時間をかけて丁寧に研磨してくれました。

治療の後、「あ、舌がひっかからなくなりました」と私が言うと、「でしょ」と言って先生はニコニコ。
「これで痛いのは絶対に治るから、心配しないで」と励ましてくださいました。
その先生が神様のように見えて、嬉しくて、涙が出そうになっちゃっいました。(ノ_・。)

その歯医者で支払った金額は、さっきの歯医者で支払った金額の3分の1以下。
で、こちらの歯医者は30分以上治療してくださって、さっきの歯医者は5分、しかも、変なシールを貼っただけ。

同じ歯医者でも治療内容がこんなに違うものなのだとびっくりしました。(@_@)

本当に天国と地獄の差です。(診察チェアーの座り心地も…)

歯科医は歯を研磨すれば舌がひっかる症状は簡単に治るということが分かっていても、予約の患者をつめて入れすぎているために丁寧に研磨する時間が取れないのと、保険の点数で決められた研磨の治療費が安くて割に合わないので、たいしたことはないと言って治療をしなかったり、簡単に貼付けられるシールを貼るだけで終わらせたりしてしまうようです。

歯の治療費が安いから1日にいっぱい患者を診ないと儲からない、だから1人の患者に充分な時間をかけられなかったり、時間がかかるのに治療費が安くて割の合わない治療は避ける、という歯医者さん側の事情も理解できるのですが、痛くて困っている患者が目の前にいるのにその患者を助ける事より儲けを優先しちゃうというのは、人としてちょっと悲しいですよね。

歯医者に限らず、医療機関全体がそのような傾向になってしまっているような気がします。

でも、今回の歯医者さんのように、ホームページも手作りにして無駄な出費を省き、受付1人、歯科衛生士1人にして、人件費を最小限にして、地道に良心的な診療をしているところもちゃんとあるんですよね。

歯医者に関する教訓

というわけで、今回の歯医者選びに関する教訓は、

1、ウェブサイトに過度にお金をかけているようなところは要注意(それ以外のことにも無駄にお金をかけている可能性大なので…)。また、ウェブサイトに書いてある宣伝文句はあまり信用できない。

2、医師以外が問診をするところは要注意。(医師は患者とコミュニケーションを取ることよりも、患者の回転率を上げる事を重視している)

3、院内のインテリアが豪華すぎたり、受付の人数が多すぎるのは要注意。(無駄な出費をしているので、その分を患者から回収するために儲け主義にならざるを得ない)

4、予約を取っているのに、待ち人数が多いのは要注意。(患者の回転率を上げるために予約をつめて入れすぎていて、1人にかける診察時間が短い)

5、意味のないレントゲンを撮るところは要注意。(患者はカモと思っている可能性が…)

6、診察チェアーの座り心地と、歯科医の患者への思いやりは比例する。

7、捨てる神あれば拾う神あり。

8、災い転じて福と為す。(=⌒▽⌒=)

以上。



【スポンサーリンク】


舌痛症に関する以前の記事

歯の治療と舌の痛み

2 Comments on 舌の痛みで歯医者掛け持ち

  1. こんにちは、はじめまして(^^)

    私も歯の段差が舌に当たり 何ヵ所か歯医者に行きましたが研磨してもらえません(;_;)

    ずっとずっと舌がヒリヒリ痛くて夜も寝れなくなりました(;_;)…

    検索しましたら こちらのブログに辿り着きました(^^)

    こちらのブログにあります歯を研磨していただいた歯医者さんを教えていただけないでしょうか?(´・ω・`)

    通院したいです

    何卒、どうぞよろしくお願い致します

    (>人<)

  2. mimimin | 2015/05/15 at 17:30 |

    コメントに気が付かなくて、お返事が随分遅くなっちゃいましたが、舌の痛みは治りましたか?
    もう半年以上も前なので、おそらくもういい病院を見つけて治療されたと思いますが、私の場合は、歯の表面を研磨しても舌の痛みは軽減しませんでした。
    歯の段差は舌の痛みのきっかけではありましたが、根本的な原因は精神的なストレスだったようで、ストレスの原因になっていることが解決した途端、舌の痛みも嘘のようにケロッと治りました。
    あと、この時に研磨してもらったのは舌が当たる部分だけで、舌が当たらない面は凸凹のままだったのですが、その後、超音波の電動歯ブラシを使うようになったらその面もすぐにツルツルになりました。
    なので、歯の治療で塗ったセメントは超音波の電動歯ブラシがあれば自宅でもある程度はツルツルにできるようです。

Comments are closed.